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FOXフォーク(補修構想編) [パーツ]

前回、発見したインナーチューブ内側の傷です。
IMG_2985.jpg

どうにか修理できないか色々と考えました。
2つのアイデアが浮かび上がりました。

<1つ目のアイデア>
このフォークは、ストローク量100mmなので、20mmのスペーサーを入れて、
ストローク量を80mmにしてみるとどうだろう?
もしかして、傷とピストンが頻繁に接触する位置がズレて、エア抜けは最小限に抑えられるのではないだろうか?

<2つ目のアイデア>
左側がエア側、右側がダンパー側というのを逆にしてみたらどうだろう?
同じ太さのインナーチューブだし、チューブ下部の特殊な加工もダンパー側にもあるし。
しかもダンパー側は全くインナーチューブの内側を擦らせない構造ないので、全く磨耗していないはず。

と、同じことを考える人は他にも居るだろうとネットで探しましたが、全く見付かりませんでした。
これは自分でチャレンジするしかないようです。


まずは1つ目のアイデアについて、実現可能か確認してみました。
まずは傷の位置を調べたいと思います。

一旦、ピストンロッドをフォークオイルで湿らせてインナーチューブを挿入してみます。
一番縮んだ状態と一番延びた状態のピストンの位置をチェックします。
あれ?ストローク100mmじゃない!
と、良く考えたら、エアを入れた状態にしないとスプリングが縮まないので、ストロークが最大にならないようです。
ということで、縮み切ったところから100mmの位置に印しを付けました。
そして傷の範囲も調べました。
IMG_2981.jpg
IMG_2983.jpg

結果、ストロークの全体に傷がありました。
つまり、スペーサーを入れて傷の位置をズラすアイデアは失敗です。


次に2つ目のアイデアについて、
ダンパーとエアーの組み込みを逆にできないか確認してみました。

ピストンの抜け防止のワッシャーを固定する溝を左右で比較しました。
全く同じ加工がされています。

ラッキーです。

しかし、ダンパー側のこの加工は何の意味もないと思うのだが・・・

次にダンパー側のインナーチューブの内側を覗いてみました。
IMG_2988.jpg
はやり全く傷が入っていません。

これならイケるかも~
と喜んでいたら、よく見ると光の反射具合が違いました。
指で触ると、エア側は陶器のようにツルツルとしていていて、光も鏡の様に反射します。
一方、ダンパー側はサラサラとしていて、光も全く反射しません。
この状態を比較すると、エア側だけ表面加工されてるようです。
ダンパー側も表面加工されていれば、多くの人が救われるのに・・・

このままではダメそうですが、ダンパー側のインナーチューブの内側も表面加工できれば良いのですが・・・
と、どうにかできないか、金属研磨用の工具をネットで探してみました。
探すこと30分、発見しました。
IMG_2988a.jpg

これで表面をツルツルにできればピストンを逆側にするアイデアが成功するかもしれません。
早速、この工具と研磨剤を注文しました。

このアイデアには自信があったので、消耗パーツも購入することにしました
MTB専門ショップ「CSナカザ○ジム」に電話したら、消耗パーツを取扱っているらしく購入することにしました。
しかし、運悪く現在は在庫無しということで店まで行って注文してきました。
注文したのは、ピストンシールキット、ダストシールキット、FOXオイルの3点です。
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ピストンシールキットは、フォークの年式によって現行型と旧型があり、注文時に年式を伝えなければなりません。
ダストシールキットは、ローフリクションタイプが新しく出ているので、それを注文しました。
FOXフォークオイルは、10wtグリーンを注文しました。
実はこのフォークの仕様だと本来7wtなのですが、既に製造終了となっていて、メーカー側は10wtを使うように指示しているようです。

工具と消耗パーツが到着するのが楽しみです。

余談ですが、
CSナ○ザワジムから帰ろうとして5m進んだら、リア側のタイヤがパンクしました。
まさかこんな所でパンクするとは思ってもみなかったので、修理キットを所持してませんでした。
押して帰ると1時間はかかるので、仕方なく新品チューブを購入して、店の前で交換させてもらいました。
何だかな~ この店とは相性が悪いのかな~ 必ず嫌なことが起きてしまう・・・

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