FOXフォーク（消耗パーツの交換）

消耗パーツを入手したので、交換したいと思います。

一番気になるピストンシールから交換したいと思います。


ピストンシールを外します。


外して手に取ってみると良く分かります。


大きな傷が数箇所ありました。
これではエア抜けしてもおかしくないですね。

新品と比較してみました。


見た目の大きさは同じです。
しかし、CSナ○ザワのおっさんが信用できないので、旧型のものがどうか不安です。
よく見てみると、型番がこんなところに書かれていました。



今回購入したものと同じ番号なので間違いないようです。

部品を取り付ける前にフォークオイルを塗りたいところですが、少量使うには面倒です。
ということで、フォークオイルを注射器に入れて使うことにしました。



フォークオイルを開封したついでに、スポンジをフォークオイルに漬け込みました。



ピストンシールの取り付けに戻ります。
フォークオイルを塗り、取り付けました。


次に、ロッド底部のOリングの交換です。


サイズが２種類あってどちらなのか分かりません。


まずは下側から外して比較してみます。

左２つが新品で、右の１つが外したものです。
比較するとサイズが違ったので元に戻しました。

上側を外して比較してみました。


サイズが同じだったので、グリスを付けて取り付けました。


ダンパーロッドの方も外して比較してみました。


もちろん同じサイズなので、グリスを付けて取り付けました。


次にキャップシールを２つ交換します。


エア側のキャップのシールを外して比較しました。

もちろん同じサイズです。

外したシールは全く問題なさそうですが、せっかくなので新品に交換します。
グリスを付けて取り付けました。


ダンパー側のシールも同じように比較しました。

同じサイズです。

こちらも取り付けて、ロッド２本の方は交換終了です。


次に一番面倒なダストシールの取り付けです。



まず始めにダストシールの外側（刺さる箇所）にグリスを塗り付けて準備しておきます。

フォークを立てて、ダストシールが刺さる箇所にグリスを塗っておきます。


フォークオイルを染み込ませたスポンジをセットします。


スポンジはスカスカなので、ただそこに置く感じです。

いよいよダストシールの圧入です。
ダストシールは既に外しているので取り付けるだけですが、これが結構面倒です。
ダストシールにはスプリングの輪が付いており、これを痛めないように押し込まなければなりませ
ん。
結局、輪の淵しか押さえるスペースがありません。
しかもアウターレッグが邪魔して半周分しかスペースが残っていません。

ということで、塩ビのパイプを使うことをお勧めします。


まず、ダストシールを穴の上に真っ直ぐ置きます。



塩ビのパイプを上から被せ、ゆっくりと押し込みます。


（注意！）絶対にハンマーで叩かないこと！
１分くらいかけて、慎重にゆっくりと真っ直ぐ押し込む気持ちでいれば成功するはずです。

はい！　入りました。


もう片方も同じように慎重に。
はい！　入りました。


取り外しは面倒でしたが、取り付けるのは少し楽でした。

隙間にグリスを塗り込んでホコリ防止をします。



残りのパーツは２つです。


サグ用のOリングは邪魔くさいので取り付けないことにしました。
Mongooseはトライアル練習がメインなので空気圧は高めの設定にするつもりです。
サグを頻繁に確認することはありません。

最後のパーツ、エアキャップのシールを取り付けます。


エアキャップにもシールが有ったんですね。
実は、奥の方にパーツがはめ込まれています。

かなり外し難そうです。

と思ったら、精密ドライバ（－）でちょっと引っ掛けると簡単に外れました。
外して比較しました。

同じサイズです。

グリスを付けて取り付けました。


以上で交換パーツの取り付けは終了です。
この後、直ぐに組み立てましたが、長くなりましたので次回報告します。


～おまけ～

ストローク長の変更について紹介しておきます。

ピストンロッドのスプリング部分は、このように移動します。



移動させて、その間にスペーサーを取り付けます。




これでストローク長がスペーサーの長さ分だけ短くなります。


ちなみにこのスペーサーは20mmです。
なので100mm-20mm=80mmと、ストローク長を80mmに変更できるのです。

＊今回はストローク100mmのまま使用するので、スペーサは付けません。